雨垂れで黒ずんだ外壁を塗装できれいに
断熱・遮熱塗料「ガイナ」で塗装しました
施工前の外観
玄関ドアやキッチンの取替え・内装リフォームなど、いつもご贔屓にしていただいているお客様から、今回は外壁塗装のご依頼をいただきました。
施工前の外壁は、全体的に色褪せ、雨が垂れた跡が黒く残っていたり、クラック(ひび割れ)の症状もみられました。
塗料のカラーサンプルからお好みの色をお選びいただき、シミュレーション画像をいくつか作成して、お客様のイメージとこちらのイメージに相違がないよう、丁寧に打ち合わせをさせていただきました。
足場を組んでシートで囲みます
塗料がご近所のお家に飛ばないよう、また、塗装直後にゴミが飛んできて付着しないよう、シートでお家を囲みます。
表面の汚れを、高圧洗浄機で洗い流します。
もちろん汚れがない方が、仕上がりもきれいになりますが、高圧洗浄の最も重要な役割は、塗料の付きをよくすることにあります。
長年、雨風にさらされてきた外壁には、カビ、藻、コケ、汚れ、チョーキング(塗装が劣化しチョークの粉のようになって表面に浮き出る現象)の粉など、様々な汚れが付着しています。
これらの汚れをきちんと落としていない状態で塗装をすると、塗料がうまく壁面に密着せず、すぐに塗膜が剥がれてきてしまう可能性があるのです。
そのため、高圧洗浄によってクリーニングし、塗装ができる状態にもっていきます。
冬は家の中があたたかく、夏はすずしく過ごせる断熱・遮熱塗料「ガイナ」をお勧めしました。
夏の暑い日差しによって熱が発生するのを抑えたり、冬、室内で暖まった熱を外へ逃がしにくくする、機能性のある塗料です。
外壁塗装は、基本的に三度塗りです。
一番最初に行う「下塗り」作業は、中塗り・上塗り塗料を外壁材にしっかり密着させ、剥がれにくい外壁塗膜を作る役割があります。
そのため、下塗り作業も決して省くことはできない重要な工程の一つです。
いよいよ外壁に色を付けていく、中塗り作業です。
中塗りと上塗りでは同じ塗料を使用しますが(写真では乾燥の具合で違う色に見えますが)、なぜ2回に分けて塗るのかというと、これにも意味があります。
2回に分けて重ね塗りをすることで、色ムラをなくし均一に仕上げることができます。
さらに塗膜に厚みが生まれるので、耐久性を高める目的も兼ねています。
中塗りの塗料が、しっかりと乾燥したら、最後の塗装、上塗りを行います。
特に雨垂れがひどかった塀も、高圧洗浄でここまできれいになりました。
ひび割れている箇所は、コーキング材(充填剤)を注入して補修してから、外壁と同様に塗装工程に入ります。
雨戸の塗装も依頼されていましたので、吹付塗装を行いました。
周囲に塗料が付着しないよう、きちんと養生をして、風のない日に作業します。
施工前
施工後
以前はベージュ系の外壁でしたが、グレーで統一された外壁になりました。
印象もだいぶ変わりましたね。何より、雨垂れの跡がなくなって生まれ変わったようです。
外壁がきれいになって、今度は玄関アプローチのタイル工事をお任せいただけるとのこと。本当に、何から何までありがとうございますm(_ _)m
タイル工事の様子は、また別の記事でご紹介することとします。乞うご期待!
ご用命いただき、ありがとうございました。
ガイナは熱の移動が少ない
冬の断熱効果:ガイナを外壁に塗布すると、外気温とガイナの塗膜面の温度差が小さくなり、熱の移動を最小限に抑えられます。これにより、外部からの冷気の影響を受けにくくし、室内で暖まった熱を外部に逃がしにくくします。
夏の遮熱効果:また夏は、日射を効率良く反射し、室内が暑くなる原因となる熱の発生を抑えます。一部吸収し発生した熱も効率的に逃すため、冷房費の節約にもつながります。