窓交換を断念したかわりに内窓で断熱対策を
内窓プラマードU(和室用Low-E複層ガラス)
内窓の断熱効果
家がとにかく寒いとのことで、窓リフォームのご相談をいただきました。お施主様の当初の希望としては、家中のアルミサッシを樹脂窓かアルミ樹脂複合窓へと取替えたかったそうです。
しかし現地調査をしてみると、ほとんどの窓がカバー工法(壁を壊さずに窓を取替える方法)では取替えできないということが判明。やむなく、内窓で断熱対策をすることに。
もちろん内窓を取付けることでも、家の断熱性能は上がります。
冷暖房の効きがよくなることに加え、結露の抑制、また、防音効果も期待できます。
施工前 その1
施工後 その1
施工前 その2
施工後 その2
施工前 その3
施工後 その3
施工前 その4
施工後 その4
こちらのリビングの窓は、上下に窓が連なっています。(「断窓」といいます)
無目(むめ)と呼ばれる部材で仕切られているために、ひとつなぎにして内窓を取付けることができず、下の窓だけ内窓を取付けました。
上の窓に関しては、横長すぎて内窓の製作自体が不可でしたので、最終手段としてガラス交換をさせていただきました。
ガラス交換前
ガラス交換後
いまあるガラスを外して、リフォーム用のガラスをはめ込みます。
断熱効果のあるLow-E複層ガラスになりました。
和室仕様の内窓なら障子の代わりになります
すべての窓は紹介しませんが、合計で9か所内窓を取付けました。
窓の取替えができなかったことは残念ですが、もし窓を取替えられたとしても、写真のような障子風のデザインは選べません。内窓でしか選べない仕様です。
いまついている障子を外し、そこへ和室仕様の内窓を取付けますが、さながら本物の障子のようです。お施主様も仕上がりを見て、「結果として良かったです」とご満足いただけました。
唯一、キッチンの窓だけは窓交換ができましたので、その事例は別の記事でご紹介いたします。
ご用命いただき、ありがとうございました。
外から見えにくいのでプライバシーも守られます
和室用Low-E複層ガラスの断面図
断熱効果のあるLow-E複層ガラスの間に、組子を挟み込みました。
室外側には不透明の”すり板ガラス”を使用しているため、外から室内が見えにくく、和室の障子の代わりとして取付けることが可能です。
また、組子がガラスとガラスの間に入っているので、ホコリがたまらず、お手入れも楽々。
内窓取付工事とあわせて、玄関引戸をドアに取替えていただきました。
『玄関引戸の戸車の動きが悪くなり、開け閉めが重たくなってきたのでと、リフォームのご依頼をいただきました。出入りする幅が以前よりも広くなり、電子錠で施解錠が便利に。断熱仕様のドアで年中過ごしやすい玄関に生まれ変わりました。』
詳細は下記リンクから。
勝手口ドアも新しく取替えさせていただきました。
『築32年の中古住宅で、施工前は断熱性能がまったく考慮されていないアルミドアでした。今回、断熱タイプの勝手口ドアをお選びいただき、夏はすずしく、冬はあたたかいキッチン周りに。結露の抑制にも効果が期待できます。』
詳細は下記リンクから。
窓も取替えさせていただきました。
『築32年、某ハウスメーカーの中古住宅を購入されたお施主様。冬はとにかく寒いからと窓リフォームのご依頼をいただきました。室内側が樹脂枠でできた「アルミ樹脂複合窓」は、室内の暖かい空気が外へ逃げるのを防ぐと同時に、結露の抑制効果にも期待できます。』
詳細は下記リンクから。