そのままでは取付けが困難な場所に内窓を
2022年1月29日 最終更新日時 : 2024年9月9日 katomizuki
内窓「プラマードU」
施工前の状況
中古住宅を購入されたそうですが、2階が寒いとのことで内窓の取付けをご依頼いただきました。
早速、現状の窓を見させていただきましたが、額縁の奥行がバラバラであったり、奥行が足りなかったりと、そのままでは内窓を取付けられない状況でした。
内窓を取付けられるようにするのはもちろん、いかに「きれい」に、そして、「強度」を満たすことができるかを考えて工事させていただきました。
補足:内窓の「断熱」「防音」効果は、” 空気層 ”がポイント
内窓は、いまある窓の額縁(木枠)を利用して取付けます。
そのため、額縁の奥行がバラバラであったり、足りないままでは、正しく内窓を取付けることができません。
また、内窓の特徴である「断熱」「防音」効果は、いまある窓と内窓の間の”空気層”がポイント。そのため、内窓としての性能を100%発揮するためには、一定の奥行を保って取付けることが重要です(窓種によりますが、一般的に幅70mm必要)。
施工中の様子
額縁をふかして、内窓の枠を取付けたところ
額縁の奥行が均等になるよう、木材でふかしました。
建築用語で「ふかす」とは、漢字で「付加す」と書き、仕上げ面を前に出すことを指します。ここでは、内窓の取付けができるように、額縁に木材を付け足したということです。
写真では、内窓の枠も取付けたところです。
障子をはめれば、完成です。
施工前後の比較
施工前 その1
施工後 その1
施工前 その2
施工後 その2
もう一か所は、メーカー専用のふかし材を使いました。
内窓をDIYで取付けられる方も増えていますが、今回の現場のように、そのままでは取付けられない場合も多いです。
そこは、窓プロ認定店である当店にお任せいただければ幸いです。
ご用命いただき、ありがとうございました。