外の景色を楽しみたい。すりガラスの窓を透明ガラスの窓に
※プライバシー保護のため、ぼかしを使用しています
施工前の窓
築45年の戸建住宅。
リビングが寒いということで、窓リフォームのご相談をいただきました。築年数からも想像できるとは思いますが、現状はアルミサッシです。
アルミサッシは断熱性能が低く、外気温の変化に大きく影響を受けます。
特に冬は、サッシを通して室内の熱がどんどん外へと奪われていくので、窓際だけではなく、部屋全体の温度にも影響を及ぼすんです。
今回、アルミサッシよりも断熱性能の高い「アルミ樹脂複合窓」へと取り替えさせていただきました。
施工前
施工後
施工後 室内側(※プライバシー保護のため、ぼかしを使用しています)
「アルミ樹脂複合窓」は室外側がアルミ枠、室内側が樹脂枠でできています。
(室内側から撮影した際は、外が暗くなっていました)
樹脂はアルミの1,000倍も熱を通しにくい素材で、室内の熱が外へ逃げていくのを抑えます。
さらにガラスは、断熱性に優れた「Low-E複層ガラス」を採用。
冬の暖房だけではなく、夏場の冷房の効きもよくなるので、一年中快適に過ごせます。
価格を抑えたアルミと、断熱効果のある樹脂、両方のメリットを取り入れることで、手軽に断熱リフォームすることができました。
YKK AP「かんたんマドリモ」カタログ表紙
また「リビングでくつろぐ際に、外の景色を眺めたい」というお客様のご要望で、施工前はすりガラスだったのを、今度は透明ガラスに。
(※プライバシー保護のため、施工後写真にはぼかしを使用しています)
お部屋で暖まりながら、外の景色を楽しめるようになりました。
窓にはさまざまな役割がある中で、眺望もそのひとつ。
“窓がかわると、暮らしが変わる。”
YKK AP「かんたんマドリモ」のキャッチコピーですが、まさにその通りですね。
ご用命いただき、ありがとうございました。
今となっては、家の断熱性能は当たり前のように重視され、窓には樹脂窓(もしくはアルミ樹脂複合窓)を使うのがスタンダードになりつつあります。
では、なぜ低断熱なアルミサッシが昔の家では多く使われてきたのでしょうか。
それは、日本の高温多湿な気候が関係しています。
昔の日本は、冬よりも夏の過ごしやすさを考慮した家づくりが基本でした。
エアコンもなかった時代、蒸し暑い夏を乗り切るために、風通しの良さが求められたのは確かに納得できますよね。
そこで、必然的に大きな窓が主流となり、比較的安価で丈夫なアルミサッシが、日本の家では当たり前となっていきました。
現代では、生産技術が向上し、大きな掃き出し窓でも、耐久性の高い樹脂窓を生産できるようになりました。
夏も冬も快適に過ごせる樹脂窓が選択できる時代になったんですね。
強くて長持ち、やっぱり樹脂窓|YKK AP
https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/products_window/reliable_pvc-windows/