
Message
あたたかさこそ最高のリフォーム
いえを暖かくする事業を、
なぜ愚直に志すのか。
三鈴産業株式会社 代表取締役社長 打田 豊久
Prologue
「家の中が寒いのは仕方がない」。その我慢を、地域の当たり前にしたくありません。
朝、布団から出るときも、お風呂で疲れを癒やすときも、寒さに身を縮めずに過ごしてほしい。
毎日のあたたかさが、これからの健やかな暮らしを支える。
私はそう考え、いえをあたたかくすることを、三鈴産業の経営の軸に据えています。
窓一つのご相談から、住まい全体の断熱まで。
ご予算や暮らし方に向き合い、今できることを一緒に考えます。
見た目の美しさに加え、元気に自分らしく暮らせる毎日を支える、目には見えない価値をお届けしたい。
その想いを胸に、地域の皆様のこれからに寄り添い、愚直に取り組んでまいります。
三鈴産業の理念
Our Purpose
北海道より、三重県のほうが冬に亡くなる割合が増える?
「三重県は温暖だから、家の寒さはそれほど心配ない」。そう思っていませんか。ところが、2014年の人口動態統計をもとにした資料では、冬季の死亡増加率は北海道が10.0%、三重県が22.8%。三重県は全国で5番目に高い値でした。
これは、冬以外の月に比べて、冬に亡くなる方がどれだけ増えるかを示す数字です。人口の多さや死亡者数そのものの比較ではありません。外の気候が温暖でも、家の中まであたたかいとは限らない。この違いに、私たちは目を向けています。

心臓・脳・肺の病気。合わせると、がんと同じくらい。
寒い季節に増える死亡には、心疾患や脳血管疾患、肺炎などの呼吸器の病気が関わっています。寒さで血管が縮むと血圧が上がり、体に負担がかかります。感染症の流行など、冬ならではの要因も重なります。
病気の規模を年間の統計で見ると、2025年の心疾患・脳血管疾患・肺炎を合わせた割合は25.5%。がんの23.8%と同じくらいの大きさです。ただし、この25.5%すべてが寒さによる死亡という意味ではありません。だからこそ私たちは、日々の暮らしで減らせる寒さの負担を、そのままにしたくないのです。

くつろぐはずのお風呂に、交通事故を上回るリスク。
2024年、65歳以上の方の浴槽内などでの不慮の溺死・溺水は7,363人。同じ統計の交通事故による死亡2,103人の約3.5倍でした。いずれも年間の人数です。家の中の入浴事故は、見過ごせない問題です。
冬場の入浴では、寒い脱衣所と熱いお湯の間で起こる血圧の変化や、長湯による体温上昇などが事故につながります。すべてを「ヒートショック」だけで説明することはできません。脱衣所や浴室を入浴前に暖めることも、住まいの大切な備えです。

寒い地域ほど、家の中はあたたかい。その差に注目しました。
窓の断熱対策と冬季死亡増加率の比較では、二重サッシや複層ガラス窓のある住宅の割合が高い地域ほど、冬季死亡増加率が低い傾向が見られます。三重県は、その普及が低い側に位置しています。
地域の統計だけで、死亡増加の原因を断熱性能一つに決めることはできません。それでも私たちは、温暖な三重県で住まいの寒さ対策が後回しになってきたことが、この差に関わっていると強く考えています。だから、地域の家をあたたかくする仕事に、正面から取り組みます。

18℃はぜいたく? 世界は、健康を守る目安にしています。
WHOは2018年の「住まいと健康に関するガイドライン」で、寒さから健康を守るために十分な室温を保つことを強く勧告しました。冬のある温帯・寒冷な地域では、一般の人々の健康を守る目安として18℃を示しています。高齢者や子ども、持病のある方には、さらに暖かい環境が必要な場合があります。
英国の公的な助言は、居間や寝室などを少なくとも18℃に暖めるよう勧めています。イングランドでは賃貸住宅の過度な寒さを住宅の健康・安全上の問題として扱います。米国ニューヨーク市では、暖房期間中の日中、外気温が約13℃を下回る場合に室内を20℃以上とする義務があり、違反には民事制裁金等の措置があります。
これらは国全体・すべての時間帯に共通する同一のルールではありません。また、日本でも厚生労働省の資料が18℃以上を紹介しています。私たちは、この目安をお客様の実際の暮らしに近づけたいと考えています。

18℃を、毎日の暮らしへ。それが私たちの経営方針です。
三鈴産業が目指すのは、冬の生活空間で18℃以上を保ちやすい住まいです。居間だけでなく、朝起きる寝室、着替える脱衣所、毎日通る場所の寒さにも目を向けます。
断熱は、暖房でつくった熱を逃がしにくくするためのもの。断熱だけで家が自然に暖まるわけではありません。建物の状態と暮らし方を確認し、適切な暖房や換気も含めて計画する。この姿勢を、私たちは一つひとつのご提案の基本にしています。

まずは窓一つから。「寒さを我慢する暮らし」を変えたい。
住まい全体の断熱には費用がかかります。今すぐ大きな工事が難しい場合もあります。だから私たちは、まず窓の改善から始める方法も大切にしています。内窓の設置や窓の交換は、熱が逃げやすい場所への対策になります。
こたつやストーブのそばで体を温める「採暖」から、部屋そのものを暖める「暖房」へ。まずは長く過ごす部屋をあたたかくし、その先の改善も考える。ご予算に合わせて、無理なく進める道筋を一緒につくります。

窓を替えたのに、まだ寒い。温度計だけではわからない理由。
窓のリフォームは大切な一歩です。ただ、壁や床、天井が冷たいままだったり、すき間風が残っていたりすると、それだけでは十分に暖かく感じられないことがあります。
人が感じるあたたかさは、空気の温度だけでは決まりません。周囲の面の冷たさにも影響されます。例えば空気が18℃でも、周囲から受ける熱の影響を表す「平均放射温度」が10℃なら、体感に関わる温度の簡易な目安は約14℃です。これは説明のための仮定例で、どの家にも当てはまる実測値ではありません。
窓を替えても残る寒さには、理由があります。窓の効果を生かしながら、次にどこを改善すればよいか。私たちは、住まい全体を見て考えます。

きれいになった。その先に、「健やかに暮らせる」を。
以前、当社で窓をリフォームされたお客様も、これから家をあたたかくしたいとお考えの方も、ぜひご相談ください。「窓は替えたけれど足元が冷える」「脱衣所だけが寒い」。そんな実感が、次の改善の手がかりになります。
浴室や洗面所の改修、床の張り替え、内装の工事。その機会に、あたたかさのためにできることも一緒に考えます。見た目が新しく、きれいになる喜びに、これからの健やかな暮らしを支える価値を重ねていきたい。
健康寿命を支える住まいを、地域に一つずつ増やしていく。その想いを経営の軸に、私たちは、いえを暖かくする事業を愚直に志し続けます。




